2016年 熊本支援プロジェクト

日本酒プロジェクトにもあるように、茨城の郷烈富永酒造店とコラボという形で日本酒造りを進めてきました。

そしてやっと「吟のさと」というお米で仕込んだお酒を絞り、瓶詰めして出荷できるところまでこぎつけました。


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ところが問題が起きました。おそらくフィルターが原因でお酒に異臭がついたのです。2,000本全てです。いろんな問題を乗り越えてやっとできた初めてのお酒です。でもこの状態では販売できません。悔しいですが販売を断念しました。


正直落ち込みました、悩みました。私のお酒を楽しみにしている人たちになんて説明しよう。そして大事なお米を分けてくれた熊本の稲本さんにどう謝ろう。

そんな時にあの熊本の大地震が起きました。


熊本が今大変だ、現地に入ることはできない、でも何かできることはないだろうか。考えました。

そうだ、私の無農薬のお米はこの熊本の南阿蘇村、八代市から来たんだ。普通に販売はできない、でもチャリティーとしてならみんな買ってくれるのではないだろうか。そのお金で恩返しができないか。
日本酒作りには失敗しました。
醸造家としては恥ずかしいことです。そんなお酒を世に出したくありません。でもそんなつまらないプライドなんかこんな時には捨てるべきです。そう思って決断しました。

私は決断したら早いです。
日本中のつながりのある酒屋さんに呼びかけました。そして27店舗もの酒屋さんが協力してくれました。


問題のあるお酒です、そのことをきちんとお客様に説明しないといけません、その手間は酒屋さんが引き受けます。代金は1,080円、80円は消費税、残り1,000円を全額寄付です。
酒屋さんに儲けはありません。配送料、酒税は蔵元さん負担。ラベル貼り、配送手配は知人が手伝ってくれました。お米代、瓶代等は私の負担です。


そして2,000本完売し200万円寄付しました。みんなのボランティア、みんなの思いの詰まったお金でした。一人一人の力は小さいです。でもみんなの思いが一つになれば何でもできると今回の事で私は強く感じました。

なお、時系列、詳細はリカープラザ大越商店の大越智華子さんが作成したレジュメがわかりやすいです。
熊本支援順子プロジェクト


私のFBでもアップしているのでよければそちらもご覧ください。

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